基本・基礎知識の習得とICT を効果的に使った探究的学びの繰り返しにより、課題発⾒⼒や発想⼒、論理的思考⼒、表現⼒などを育みます。理科・数学ともにICTを最⼤限に活⽤し、その効果を促進していきます。さらに東京理科⼤学や企業との連携により学びを拡⼤します。
中学1年・2年次で「物理」「化学」「⽣物」「地学」の4分野の基礎を学び、中学3年次から⾼校の授業を先取りし、基礎学習で得た知識を理科実験や⾃然観察によって深めていきます。実験器具の使い⽅やレポートの書き⽅にはじまり、⽣物全般や地球といった⾝近な現象をとらえて論理的に考える授業を展開し、基礎・基本知識を習得しながら、活⽤⼒を育みます。「なぜそうなるのか︖」「どういった現象なのか︖」という問いかけからスタートし、「課題解決のプロセス」に従って解決策を⾒つけ、発表は振り返りの学習を繰り返します。
⾼校では、「物理」「化学」「⽣物」について、グループ学習や⽬的意識を持った観察、実験を通して科学的に探究する能⼒と態度を育成し、専⾨性の⾼い知識を応⽤・発展に結びつけます。
校内には中学理科教室、化学教室、⽣物教室が各2室、物理教室が1室あり、さまざまな実験を年間約40回程度実施しています。また豊かな⾃然に囲まれた⽴地のため、⾃然観察も⽇常的に⾏うことができます。実験はiPad で動画撮影して⾒返すなどICT を活⽤した授業を展開。グループワークや協働研究で多様な考え⽅や⽐較検討する⼒を養うほか、レポート制作などをとおして、表現⼒やプレゼンテーション能⼒の向上もはかることができます。
「Mathematics」のギリシャ語源は「マテーマタ」という⾔葉で、「学ぶこと、考えること」という意味です。授業では、⽇常的な事象を数理的にとらえ、iPad も⽤いて数式・図表で表現し、「なぜ︖ どうしてそうなるの︖」という疑問から答えに⾄るまでのプロセスを論理的に考える⼒を養います。そこから答えを導き出す発想⼒や構想⼒、⽣徒同⼠で意⾒交換をする表現⼒や協働⼒なども習得。解決したらそれまでの過程を振り返り、得られた結果を活⽤する⼒も育んでいきます。
中学校では、全学年週5時間の授業を行い、中学3年次から⾼校1年次の数学Ⅰの学習を先取りしていきます。⾼校では⾃発的に学びを深め、⽣徒同⼠が協働する⼒も養っていきます。
2020 年4 ⽉に東京理科⼤学と学校インターシップを核とした連携協定を締結しました。「⾼校教育と⼤学教育の円滑な接続を図り、理系の学びへの興味を深め、意欲的に勉学に向かう姿勢を育み、将来、⾼い専⾨性と倫理観、国際的な視野を持った理系⼈材となり、社会に貢献できる⼈材を育成していくこと」を⽬的としています。今後は⼤学 教員による模擬授業や実験実習、教育研究内容の紹介、学⽣・⽣徒の相互交流、教育研究の推進を図るほか、さまざまな企業との連携なども計画中です。
また、将来の研究につながる探究的な学びを積み重ねており、「全国学芸サイエンスコンクール」や「千葉⼤学主催数理 科学コンテスト」、「統計グラフコンクール」、「数学甲⼦園」などのコンテストにも積極的に参加し、成果をあげています。