高校1年生対象「金融リテラシーセミナー」を実施しました
高校1年生の家庭基礎において、授業の一環として三井住友信託銀行の方を講師にお招きし、金融リテラシーの出張授業を実施しました。
講座の目的は、誰もがお金に対する正しい知識を身に付け、安心して暮らせる社会を実現することだそうです。本校では、金融リテラシーを高めることでトラブルから身を守り、18歳で成人を迎えた際、自らの資産形成に主体的に取り組んでほしいという思いのもと、高校1年生での金融教育を取り入れています。
今回は、2コマ連続で「いま知りたい! 高校生のマネー入門みなさんの『ミライ』と『お金』」と、「いま知りたい! 高校生のマネー入門『お金』のトラブル回避術」について講義をいただきました。
1コマ目では、これからのライフイベントでいつ、どのくらいの費用がかかるのか、そのためにどんなマネープランが必要なのかについて、具体的な数値を用いながらご教授いただきました。
2コマ目では、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなど多様化する現金以外の支払方法の特徴やしくみ、キャッシュレス社会の到来に向けた金銭管理の重要性について、グループワークを交えながらお話しいただきました。
<講義の様子>
<発問に対して挙手をしている様子>
<話し合いの様子>
講義を受けた生徒からは「資産形成についてイメージがわき、私も投資をしてみたいと思った」「アプリでの課金で日本ではピッコマが一番多いというのが驚いた」「今はなんでもオンラインで済んでしまうからこそ、決済などの仕組みを理解しておく必要があると感じた」などといった感想が寄せられました。
<振り返りを入力している様子>
最後に、生徒の振り返りの一部をご紹介します。
「貯蓄や投資といった、気になってはいたけど知らなかったことを今回知ることができて良かった。海外の方が国内より債券や株式のリターンが大きいことがわかった。どうして国内より海外の方がリスクとリターンが高いのか気になった。お金を貯めるだけでもさまざまな方法があり驚いた。これからのことやリスクをしっかりと知って決めたいと思った。」(Iさん)
「『先取り貯蓄』ということを試してみたいと思いました。私はお年玉やお小遣いをもらうと余ったお金を貯めるようにしていました。なので、これからはある程度先に貯金しといて自分の趣味や家族の使えるお金を残しておこうと思いました。1番印象に残った話が今使っているiPadやスマートフォンの会社の「Apple」の株が17年の間で60倍になっていたことです。まだ私は株ということは具体的に知らないのですが、海外の方が有利なのかなと思いました。昔と今で物価は上昇しているが、金利は減少していました。どうして減ってしてしまったのか少し疑問になりました。」(Oさん)