アメリカ語学研修⑥
現地校体験プログラムも、ホームステイも残りあと2日。生徒たちは放課後、仲良くなったバディと近くのショッピングモールに買い物に行ったり、ホストファミリーと海や大きなアウトレットモールまで行ったり。中にはメキシコの近くまで行った生徒もいたそうです。
「まだアメリカの学校にいたい。離れたくない。」「バディとお別れするのが悲しい。」「最後にお手紙を書いて渡すんだ〜」「英語でコミュニケーションが取れるのがとても楽しい。」といったポジティブな感想もある一方で、バディやホストファミリーと距離が縮められず、もう少し時間が必要な生徒もいるようです。
今日は、現地のコーディネート会社の協力もあり、ホームステイ中の生徒の様子を見学しました。時間が限られているため、すべてのご家庭を見学することはできませんでしたが、3件のお家を訪問させていただきました。
1件目は、犬が2匹とお庭に噴水があるお家。
2件目は、子犬と11歳と13歳の娘さんがいるお家。
3件目は、お庭にバーベキューグリルやバスケットゴールがあるお家。
どのホストファミリーも生徒や教員の英語を笑顔で聞き取ってくれて、温かい人ばかりだなと思いました。
印象的だったのが、渋滞の影響で予定の時刻より大幅に遅れて訪問することになってしまったにも関わらず、ベルを鳴らすと「待ってたよ!入って入って〜。」と笑顔で受け入れてくれること、少ししか滞在しなかったのに「また来てね、いつでも待っているよ!」と言ってくれること。もしかしたら社交辞令かもしれませんし、アメリカでは当たり前のことなのかもしれませんが、笑顔で受け入れて、笑顔で話を聞いてくれる、目を合わせて会話をしてくれる...。一つひとつの態度がとても嬉しく、心地よく感じました。
以下の文章は生徒が送ってくれた感想です。
アメリカの学生は、日本に比べて凄く個性が際立ってるように見えます。人目を気にせず自分の好きなものを好きと言える環境がとてもいいなと思いました。
アメリカ人の相手を受け入れる姿勢や態度に好感を持ちました。全ての英語が聞き取れる訳で無い私達にも、色んな人が優しく教えてくれたり毎日笑顔で挨拶してくれたりしてとても嬉しかったです。授業でも他の生徒とコミュニケーションを取りながら受けていて楽しそうでした。
英語が話せるようになる、語学力をUPさせることだけでなく、現地の人との関わりや、実際の授業の体験を通して、アメリカという国の雰囲気、生徒の様子、アメリカの良いところを肌で感じられることがこのプログラムの醍醐味なのではないでしょうか。
今日はもう一つ、現地の安全性について書きたいと思います。
昨日、私のホストマザーが、お散歩にでも行ってきたらというので、不安ではありましたが取手聖徳女子高の先生と2人で、お家の周辺を散歩してきました。家の近くの公園に行くと、お母さんと赤ちゃんが鴨に餌をやっていたり、ダンスのレッスンやウォーキングをしている人がいたり、双子用のベビーカーを押しながらランニングしているお父さんがいたり、日本と変わらない様子を見ることができました。
ホストマザーにその話をすると、
「ロサンゼルスは治安悪いけど、サンディエゴ(滞在している場所の地名)はすごく安全で、学校に歩いて行く人はたくさんいるよ。実際にわたしの息子も、丘を越えて学校に歩いて行ってた。車で迎えに行くのは「ママ〜疲れて歩けないから迎えにきて〜〜」と言われた時だけよ!」
と言っていました。実際にボニータ・ビスタ高校は歩いて登校する生徒が多いように感じました。
また、ホストマザー曰く、このエリアは自分たちでお金を出し合ってセキュリティを雇っているから、かなり安全性が高いようです。
安全面についてはアメリカ語学研修が始まる前から不安の声が多かったですが、日本と変わらない様子が見られてとても安心しました。ちなみに生徒はホストファミリーの車での送迎で登校しています。
明日は現地校体験プログラム最終日です。バディとのお別れも名残惜しいです。一生忘れられない経験になるといいなと思っています。