小笠原流礼法宗家による授業
昨日、小笠原流礼法宗家である小笠原 敬承斎先生をお招きし、中学校1年生と高校1年生に特別授業をしていただきました。
生徒たちは週1時間、礼法の授業を通して「こころをかたちに表す」ことを学び始めたところです。
敬承斎先生からは、端午の節句や桃の節句といった年中行事の由来とそこに込められている意味についてのお話がありました。
普段、何気なく過ごしている中では意識されなくなっている古くからの慣習にも、
思いが込められていることを改めて考える機会となりました。
<高校1年生の受講の様子>
続いて、基本所作のなかでどのようなことを意識するべきか、実演も交えながらお話を頂きました。
「礼」をひとつとっても、ただお辞儀をすればいいということではなく、
こころをかたちに表し、相手の方へ気持ちが伝わるように心がけなければ意味がないというお話に、
生徒たちは熱心に聞き入っていました。
<礼の練習の様子>
敬承斎先生の凛としたオーラに、はじめのうちは生徒も緊張していた様子でしたが、
一生懸命所作を練習していました。
今後の礼法の授業での学びにつながる、貴重なお話をありがとうございました。
<小笠原 敬承斎先生と生徒たちの様子>