お知らせ

お知らせ

令和4年度 学校評価結果報告書

令和4年度 学校評価結果報告書

1.学校の教育目標

.自律した個として独自性を持ち多様な他者と共感的に関われる人間性を育成する。

.基礎・基本の着実な定着の上に自己省察力,論理的思考力,発想・構想力を育成する。

.グローバルな視野とローカルな視点とともに高度なコミュニケーション能力を育成する。

.健全な心身とともに人・社会・自然に対する奉仕の精神を育成する。

2.本年度に定めた重点目標

.探究的な学びを柱とするカリキュラムによる学びの質の向上および学校満足度の向上

.英語・グローバル教育および理数・サイエンス教育の充実による学力の向上

.探究を生かした大学入試に対する総合的な取り組みによる質の高い進路実現

.教育活動と募集活動を一体化させた広報・募集活動の徹底による入学生徒の確保

 

3.重点目標に対応した評価項目と施策内容・結果​

番号 評価項目 施策内容・目標 達成状況 備考

学びの質の向上,学校満足度の向上

探究的な学びを柱とするカリキュラムにより,学びの質を高めることを主とする取り組みを実施し,総合的な学校満足度等を向上させる。

目標:生徒アンケート

における

①授業満足度80%以上

②自己肯定感向上率70%以上

③学校満足度84%以上 

生徒アンケート(2月~3月実施)の結果

①授業満足度

中学校87.2
1年94.8%,2年83.9%,3年66.7

高等学校80.4
1年78.5%,2年82.2%,3年80.6

②自己肯定感向上率

中学校57.1
1年61.8%,2年45.3%,3年66.7

高等学校65.8
1年62.9%,2年63.4%,3年72.3

③学校満足度

中学校76.0
1年84.3%,2年62.1%,3年79.3

高等学校70.8
1年61.1%,2年75.9%,3年76.4

学力の底上げによる学校全体としての学力向上

英語・グローバル教育および理数・サイエンス教育の充実と自習システムを始めとする学習サポートの整備により,生徒の学力向上を図る取り組みを実施。

目標:
①標準学力テスト偏差値40未満の生徒を40%未満にする。

②英語検定準2級の取得率を中学校は3年生までに45%以上,高校は2年生までに中学校からの入学生70%以上,高校からの入学生40%以上とする。

①全国模試偏差値(3科国数英)40未満の生徒の割合

中学校(9月,1月)

1年 39.4%,38.0
2年 48.3%,43.2
3年 51.2%,52.5

高等学校(4月,8月)

1年 31.2%,22.4
2年 36.7%,25.4
3年 24.2%,8月はなし 

②英語検定準2級取得率

中学校3年生
 21.4%

高等学校2年生
 中学校入学生40
 高校入学生37.5

3

探究を生かした総合的な取り組みによる質の高い進路実現

探究を軸とする総合的な取り組みにより,キャリアを見据えた学びを目的とする質の高い進学指導を実践。

目標:
①第一志望大学の合格率90
②難関大学の合格率30

①第一志望大学合格率79%(84名/106名)

②難関大学合格率22.6%(26/106名)

・海外大学(マレーシア)に1名が合格(INTI International University)

・前年度の卒業生が東京大学理科一類に合格

4 広報・募集活動の徹底による入学生徒の確保

教育と広報・募集活動を一体化させ,教育力の高さを訴求力として入学生徒を増加させる取り組みを実施。

目標:

①学校説明会・オープンスクール等の来校者数

 中学校  691
 高等学校 562

②重点地区からの入学者数

 中学校  90
 高等学校 80

③附属学校からの入学者数
 (内部進学のみ)

 中学校 15
 高等学校38

④入学者数

 中学校160
 高等学校152

①学校説明会・オープンスクール等の来校者数

中学校600名(前年634名)
高等学校745(前年593)

②重点地区からの入学者数

中学校 81名(前年89名)
高等学校 57名(前年78名)

③附属学校からの入学者数

 (内部進学のみ)
中学校 11名(前年10名)
高等学校34名(前年37名)

④入学者数

 中学校108
 (前年137名)

 高等学校115
 (前年125名)

今後取り組むべき課題

・探究的な学びを柱として,英語・グローバル教育および理数・サイエンス教育を充実させることにより,学校ブランドの確立に取り組む。生徒全体の学力向上により進学実績を高めていくことと入学生徒を増加させ学校レベルをさらに上昇させることの好循環を作り出せるかが課題。

・募集活動の具体として,募集重点地域からの入学生徒を確実に増加させることが課題。

・英語・グローバル教育および理数・サイエンス教育の拡充と在籍生徒数の増加に対応するため,英語・理科を始めとする教員の新規採用と採用後の長期定着が最も重要な課題。


4.    

 

4.学校関係者評価による意見・要望や、それによって明らかになった課題  

・探究学習を行う場合,インターネットによる検索だけでなく,図書館を利用してさまざまな文献を調べる活動を取り入れることが望ましいと感じる。立派な図書館があるので,施設を十分に活用してもらいたい。また,図書館での文献調査には偶発的な新たな発見が起きる場合がある。

・生徒へのアンケートから,学校満足度と相関は高いが評価はあまり高くない「校則の理解と遵守」については,今後きちんと取り組むべき課題であると感じる。

・生徒・保護者が私立学校に求めるのは手厚さ。学習のフォローや小笠原流礼法を生かしたひとづくりに手厚い学校であってもらいたい。

・卒業生の光英VERITAS中学校・高等学校への関わりがさらに積極的になるようにしてはどうか。学校の活性化や入学生徒の増加につながるのではないか。

・オンライン授業の整備やAIの利用方法等,今後のICT活用については継続的な検討が必要と考えられる。

 

5.次年度に向けた改善計画

  

課題 具体的施策
学びの質の継続的改善による学校満足度の向上

プロジェクト学習やクロスカリキュラムの充実に取り組み(近隣地域の教員を招いての探究型授業研究会を年間2回実施),授業の質向上と生徒の授業満足度向上を図る。

「探究科」において将来のキャリア形成につながる質の高い課題研究に取り組む。資料・データの収集・分析から始め,探究研究発表会における発表・表現活動を経て,ふりかえりによる自己省察までを行う探究活動サイクル(年間2回)を回すことにより,生徒の自己肯定感を高める。
学校全体の学力向上

英語・グローバルおよび理数・サイエンスを軸とする授業の充実を図る。英語・グローバル教育では,マレーシアや台湾等との学校との交流を実施予定。理数・サイエンス教育では,3Dプリンターや養蜂場の導入など,機器や設備の整備を含めて教育の充実を計画している。

授業と補習,補講,放課後の自習室等を連動させ,生徒を学力層別に分けて効果的な指導を実施する。上位層は補講でさらに伸ばし,下位層は補習で引き上げ,チューターを常駐させた自習室利用を含めて主体的な学習態度の育成に努める。

英語検定取得に対する学習を強化する。朝学習の時間帯や放課後の自習室における学習を新たに加え,中学校1年生から3級以上の合格を目指し,高校2年生までに2級を取得する見通しを立てられるよう取り組む。
進学実績の向上

探究的な学び(探究科および探究型授業)により,高校2年生までに自己調整学習能力を高めるとともに,将来のキャリア形成につながる学びを目的とする良質な進学動機を高める。

高校3年生においては,大学受験対応の授業や補講・小論文・面接指導等を実施。併せて,教員と自習室チューターによるマンツーマン学習・進学指導を実施することにより,一般入試受験または推薦型入試受験のどちらにも対応し,生徒の目指す第一志望大学への進学実現に取り組む。
入学生徒数の増加

HP,SNS,Eメール等と外部実施の説明会および募集訪問活動を連動させて,学校内で実施する学校説明会・オープンスクール等への来校者数を増加させる。

学校説明会等においては,学校としての教育力の高さを訴求力とするため,生徒の発表・表現活動や学習成果等を見せる機会を積極的に設け,教育活動と募集・広報活動の一体化による相乗効果の好循環を作り出す。

特に募集重点地区からの入学生徒を確実に増加させるため,中学校および学習塾への募集訪問を計画的に徹底して行う。

2022学校評価結果報告サムネ.jpg