だれでもサイエンス~わくわく科学教室Ⅱ~
1年間を通じて全学年生徒を対象に行ってきた「だれでもサイエンス」、今年度を締めくくるのは葛谷信治先生による『わくわく科学教室~低温の世界・高温の世界』です。
〈テルミット反応〉
2/8(火)放課後、科学部員を含めると70名以上の生徒が参加してくれました。
低温の世界では液体窒素をつかった実験を行いました。
低温になるとはどういう状態なのか、ミクロの世界を想像しながら生徒達が興味を引く実験を次々と展開していきます。
シャープペンの芯に電圧をかけると電気を通すため熱を帯びて光り出します。しかし、空気中では酸素と反応するため煙を出しながら数秒すると燃え尽きてしまいます。
では、電圧をかけたまま液体窒素中に入れるとどうなるでしょう。
燃え尽きることなく明るく光り続けます。液体窒素の中には酸素がないため燃え尽きることがないのです。
〈液体窒素中で明るく光り続けるシャープペンの芯〉
バラがばらばらになったり、輪ゴムが砕けたり、超伝導によって物質が浮いたり、液体の酸素を性質を確認したり、宙に浮く超伝導物質をみたり、、、液体窒素だけで10個以上もの実験を行いました。
高温の世界では3000℃もの高温になるテルミット反応を行いました。安全確認を十分行った上で行った実験でしたが、なかなか見ることのできない迫力ある実験に生徒達からは拍手が起こっていました。
最後に科学クイズが行われました。
昆虫の口の拡大写真がどの動物のものか、コーラを液体窒素の中に入れたらどうなるかなど、日常にあふれる様々なものを題材にして行いました。科学部のプレゼンテーションを聞きながらなぜそうなるのかを考え、回答していきます。
正解者には景品が用意されました。今回は全問正解者も出ました!
参加してくれた生徒の感想には「初めて見る実験がたくさんあり楽しかった」「テルミット反応が派手で楽しかった」「一度学習した内容の復習にもなったし、見たことのない反応を実際に見れて良かった」など体験できたことへの喜びの声が多数ありました。
放課後に行ってきた「だれでもサイエンス」
昨年行われた「エッグドロップコンテスト」を入学する前から楽しみにしていたという中学1年生が参加してくれたりしました。
前回行った「リアル脱出ゲーム~校長先生からの挑戦状~」や今回の「わくわく科学教室」など、来年度もだれでも楽しめる企画をどんどん実施していく予定です。
科学への興味・日常にあふれる疑問などを大切に生活しながら探究心をはぐくんでいきましょう。
そして今後も「だれでもサイエンス」をみんなで盛り上げできましょう!
今年度行われた「だれでもサイエンス」
リアル脱出ゲーム~校長先生からの挑戦状~