学習活動

理科

試薬管理システム(理科)をバージョンアップしました

実験に使う試薬を準備するには相当の時間がかかります。目的の試薬にたどり着くまでにあちこちの薬品棚を開けることは理科の教員なら誰しも経験していることと思います。このような時間の短縮は授業の質向上に大いに役立つに違いありません。

 2016年から,保管するすべての試薬について,その保管位置と残量を記録・閲覧できるシステムをエクセルマクロで構築していますが,これまでの操作性を見直し,さらに使い勝手を良くするための改良を行いました。

◇この試薬管理システムでできることは次のメニューの通りです。
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改良点1 試薬の新規登録時の支援

既存の試薬データを参照可能にし,入力時の手間の軽減をはかりました。
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改良点2 試薬検索の質向上

試薬名の始めの1文字(ひらがな)を入力して検索していましたが,新バージョンでは試薬名の一部での検索を可能にしました。例えば「塩化」と入力すれば,試薬名に「塩化」を含むもののすべてがリストされます。
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改良点3 棚卸履歴の閲覧性向上

メインプログラムファイルから試薬原簿と棚卸帳票を切り離しました。これにより,ファイル管理がしやすくなるとともに過去の帳票の閲覧性が向上しました。
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生徒の活動を支えるための重要な仕組みであると捉えています。

そして,バージョンアップしたとたんに次の課題も浮かんできました。改良に終わりはありません。それがまた面白いところです。